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「鳥インフル、4カ所変異で空気感染」英誌論文公表 朝日新聞 2012/5/3
- 人に感染すると致死率が5割以上の高病原性鳥インフルエンザウイルスは、一つの遺伝子が4カ所変異するだけで哺乳類の間で空気感染するようになることがわかった。
- 河岡義裕東京大医科学研究所教授らが3日付の英科学誌ネイチャー電子版で発表した。1カ所だけ変異したウイルスは国内でも見つかっている。
- 論文は、バイオテロに悪用されかねないとの理由で、米政府の委員会から昨年12月に内容の一部削除を求められ、公表が先延ばしになっていた。
- 高病原性鳥インフルエンザが哺乳類の間で空気感染するようになれば、世界的大流行につながる恐れがある。
- 河岡さんらは、感染に重要なウイルスの遺伝子を操作して210万種類の変異を作り、人の気道や肺の組織に感染させるなどして、人に感染して増えやすくなる変異を探した。
- イタチの一種フェレットでの実験で、遺伝子に4カ所の変異が起きるだけで、空気感染して増えるようになることがわかった。
「致死率高い鳥インフル、人間に感染しやすい型に変異」 朝日新聞 2010/9/1
- 人に感染すると6割近い致死率を示す高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)が、インドネシアで豚に感染し、一部が人ののどや鼻の細胞に感染しやすいウイルスに変異したことがわかった。解析した東京大医学研究所の河岡義裕教授らの研究チームは、致死性の高い新型インフル出現に備え、豚インフルの監視の必要性を強調している。
- 河岡さんらはインドネシアのアイルランガ大と共同で、2005年から09年にかけて3回、インドネシアの延べ14州で、無作為に選んだ702匹の豚の鼻汁や血液、ふんなどを調べた。
- 05~07年に調べた豚の7.4%から高病原性鳥インフルのウイルスが分離され、分析すると、どの豚も近隣の鶏で流行した鳥インフルに感染していた。詳細に調べた39のウイルスのうち、一つが人の鼻やのどの細胞にくっつきやすく変異していた。08~09年の調査では過去に感染していた形跡はあったが、ウイルスは分離されなかった。
- これまでに見つかった高病原性鳥インフルは人には感染しにくいが、人に感染しやすい高病原性の新たなインフルの出現が懸念されていた。豚は鳥型インフルにもヒト型インフルにも感染するため、豚の体内で、人に感染しやすく変異したとみられる。
- 高病原性鳥インフルは、豚では症状を起こしにくく、感染した豚は無症状だったため、気づかないうちに広がった可能性がある。河岡さんは「高病原性で人に感染しやすいウイルスが知らぬ間に広がる恐れがあり、症状がなくても豚のウイルス検査をきちんと実施すべきだ」と話す。
- 調査結果は米疾病対策センター(CDC)の専門誌「新興感染症」電子版で報告された。